一般社団法人 日本赤外線学会において 経産省産業技術研究所の研究員等と共同でTHz波を用いた分光分析に関する成果報告を行いました。
令和3年10月22日に、電子工学科の3名(大谷教授、大谷研究室修士2年山添亮、修士1年木下燿)が、THz波を用いた医薬剤の分光分析に関する研究成果を経産省産業技術研究所等と共同で、日本赤外線学会で発表しました。本発表は、産業技術総合研究所 分析計測標準研究部門、 日本大学 量子科学研究所、日本大学理工学部電子工学科、鹿児島大学 歯学部、日本大学 松戸歯学部、京都大学 エネルギー理工学研究所で得られた成果を纏めて報告したもので、「高強度コヒーレントエッジ放射光源の開発及び利用研究」という題目で発表されました。大谷研究室では、THz分光技術が、将来の医薬錠剤の品質評価(薬効の保証)に利用できる有用な技術であると考え、大学院生を中心に学部生を加え精力的な研究を実施しています。現状、医薬錠剤の全数品質検査技術は、確立されていないことから、この技術が確立されると社会的に大きなインパクトを与えるものと考えられています。今後の成果を期待したいと思います。以下に日本赤外線学会のホームページと、2021年度日本赤外線学会研究発表会のプログラムを見ることができます。
http://www.jsir.org/wp/?page_id=15
http://www.jsir.org/wp/wp-content/uploads/2021/10/30_program.pdf