日本大学 理工学部 電子工学科

博士後期課程1年 下田大世君執筆の学術論文が掲載されました。

大谷研研究室 理工学研究科 電子工学専攻 博士後期課程1年 下田大世君が執筆した学術論文が、電気学会学術論文誌A部門(基礎・材料・共通部門)に2021年9月つけで掲載されました。今回の論文は、大谷研究室で継続的に研究を続けている超高周波無線信号の高分解能、低価格評価法に関するもので、その実用化に関して検討を行ったものです。論文に記述されているアンダーサンプリング技術を用いた手法は、大谷教授、今池准教授、菅野助手の連名で特許登録がされており、将来の100GHz超無線信号の伝送評価にも十分利用できるものとして、世界的にも期待されています。ミリ波、THz波を利用した5G、byond5G、6Gにおける信号品質評価技術が、従来技術では実現されていない状況にあることから、本技術の早期の実現が望まれています。これに対応するため、大谷研究室では、現在、教員のみならず、大学院生、学部4年生を加えたプロジェクト方式での研究を進めることで、研究速度のアップを図るとともに、電子工学科 布施研究室ともコラボレーションし、本技術の更なる完成度向上と開発スピードアップを目指す準備を行っています。今後は、これまで行ってきたシミュレーション結果をもとにして本技術の有効性を示すため、数十GHz帯のキャリア周波数を用いた実証実験が計画されています。研究成果が実用化されることを期待いたしたいと思います。

このページの先頭へ戻る