吉川助手が令和2年度電気学会優秀論文発表賞を受賞しました
吉川大貴助手が「令和3年度電気学会 基礎・材料・共通部門大会」において、2021年9月1日に「令和2年度電気学会優秀論文発表賞」を受賞しました。
電気学会優秀論文発表賞は, 電気学会で発表された論文の中で若手技術者・研究者にふさわしい優秀な論文に贈られる賞です。
対象論文:「GdFeCo薄膜内副格子磁化の磁性体膜厚依存性と全光型磁化反転現象」
著者:吉川大貴(助手), 笠谷雄一(理工学研究所研究員), 塚本新(教授)
全光型磁化反転(AOS)現象は特異な磁化反転現象の1つで, 電子工学科の塚本教授らが発見し, 吉川助手も本学科での学生時代から長く研究を続けている対象です。この発見は光を利用した超高速情報記録デバイスへの応用が期待される研究成果です。本論文では, AOS現象におけるGdFeCo 薄膜内副格子磁化の磁性体膜厚依存性につき実験検討を行い, 材料に内在する磁化構造における体積と磁気的作用は超短時間の特異なエネルギー分配・過渡過程の観点からAOS現象において重要であることを示唆しました。