塚本教授と連携研究している理工学研究所研究員 笠谷雄一さん が光と磁気の国際会議MORIS2022でBest Poster Awardを受賞しました
2022年5月16日~19日に島根県松江市くにびきメッセで現地および世界各地のオンライン接続、そしてサイバースペース利用により開催された光と磁気の国際会議MORIS2022において、塚本新教授と研究を進めている笠谷雄一博士が、Best Poster Awardを受賞しました。
受賞題目:「Electricaldetection and current control of All- Optical magnetization Switching in GdFeCoferrimagnetic alloy thin film」
笠谷博士はこれまでにスピントロニクス分野にて強磁性薄膜における電流-磁気効果を精力的に研究しています。特に本学部において研究員として参画されてからは、塚本教授のグループで長年研究されている超短パルス光による超高速磁化制御と電流-磁気効果の協調現象に関して研究を進めていらっしゃいます。「本研究は超短時間の光物質および電流との相互作用の世界、光スピントロニクス領域を切り開くため」、異常ホール効果(AHE)により、ホールクロス形状のGdFeCo合金フェリ磁性薄膜に単一フェムト秒レーザーパルス照射によって誘起された特異な磁化反転(AOS)の電気的に検出・制御に関する新規知見につき発表しました。これによりスピントロニクスデバイスへのAOS適用可能性を大きく前進させる検討を行いました