平成26年度電子工学専攻後期課程修了の佐藤哲也様が日本磁気学会の学生講演賞(桜井講演賞)を受賞
2015年9月9日に名古屋大学で開催された日本磁気学会第39回学術講演会において、佐藤哲也様が在籍中に発表した以下の内容が評価され、学生講演賞(桜井講演賞)を受賞しました。おめでとうございます。今後のますますの御活躍を祈念しています。
論文題目と概要は以下の通りです。
論文題目:
「GdFeCo二層膜における超短パルス光照射極短時間加熱・熱拡散過程の誘電体中間層厚依存性」
概要:
金属多層薄膜へ極短時間 (10兆分の1秒) 光を照射した後の熱エネルギー状態の推移を、強磁性体の磁化情報を利用して層分離計測する手法を開発しました。そして本手法を用い、一般的な“温度が上昇した”状態として扱うことのできない時間領域 (1兆分の1秒オーダー) を含めた、媒体の熱応答特性を評価可能であることを示しました。これは、超短パルス光を加熱光源に用いた超高速・超高密度熱アシスト磁気記録を実現するために重要な、媒体構造の設計のために応用が期待される新規評価技術です。